既に終了しておりますが、9月にワークショップ2B関係者で渋谷のギャラリー「ルデコ」の4フロアを借り4つの写真展が同時に開催されました。
ワークショップ内では「ルデコジャック」の名称で定着した、年2回のイベントです。
今回は写真展を3つに分けてご紹介。

2・3階
ワークショップ2B 第17期グループ展「太陽と17歳」
ワークショップ2B 第18期グループ展「il fotografo」
こちらはタイトル通りワークショップ受講経験者の有志にて期毎に開催しているグループ展です。
展示内容は一部カラーですがその他殆どのメンバーはモノクロプリントの展示、被写体は様々です。
基本的に皆さん綺麗なプリントを作られています、メンバーの細かいプロフィールを知りませんので作品作りの経歴等わかりませんが、作品のレベルは高めで揃っていた印象があります。
ただ、皆さん同じ師匠に習ってきた直後と言う事でプリントが似通っている気はします。
このワークショップとは関係の無い方の感想を幾つか伺ってみたのですが、そのような印象があったようです。
もっともこれはある程度仕方ないことでもありますし悪いことでもないのですが、いずれはそれぞれの個性が出して行けるようになればと思います。
やっぱり出来る人はグループ展の時点から何か一つ抜きん出ているんですよね、一番地味で無難な作品を作って「出来る人」の進化を見ていた人が言うんだから間違いない(^^ゞ
当日はお客さんも多かった為あまりじっくりと拝見したり作者さんとお話出来ませんでしたが、今でもすぐに思い出せるのは酒蔵の作品とカラーで森の風景の作品です。
いずれもグループ展の狭いコーナーではなく個展で数と大きさのある展示を見たくなるものでした。
島の写真の方も数が揃ってくれば作品の世界が見えてきそうですね、期待しております(^^ゞ
年始めに私も15期メンバーと言う事でグループ展に参加させて頂きましたが、その時の様子を思い出す展示でした。
なんと言いますか、当時緊張してギャラリーに立ち尽くしていた事など思い出してなんとも言えない気分になります。
そして、今思えばこのグループ展は免許で言う路上講習のようなものだと思いました。
こうやって展示をして初めて人に見て貰う事の楽しさを知ると同時に、如何にまだ何も出来ていないか知る事になります。
来てくれるお客さんもワークショップの師匠とその関係者の数とコネのおかげである部分も大きいです。
この次に、自力で何かの展示をやってようやく実績として数えることが出来る気がします。
そう考えると、自分はまだ殆ど実績がない気がしますね。
秋葉原は関係者さんに便乗したようなものですから、あまり威張れる物ではないですし。

5階
3人展「猫」
この被写体の写真を見るたびに「反則だ!」と言うのが私のクセです。
だって、可愛いじゃないですか、悪いわけがない(笑)
ということで満腹になるまで猫成分を補給できる展示でした。
展示内容は当然「猫」写真、出展者によりカラー・モノクロそれぞれありましたが何れも作品作成経験が豊富な方による物ですので質も確かです。
自分はいつも猫には嫌われる体質らしく、あまりこちらを向いてもらうことも出来ないようなのですが。
展示された写真の猫達は実に伸び伸び・自由にしており、なんともうらやましく思えてきます。
また、今回の展示にはグッズ販売も出ており特に女性に人気のある様子でした。
このようなコラボも展示と併せて楽しみが増えるいい仕掛けですね。

6階
「漂流者展」
ブログ「我が漂流記」で有名な「漂流者」氏の個展です。
会場を押さえた時点から個展の開催はブログを通じて知っておりましたが、この会期直前まで一体何が展示されるのかわかりませんでした。
ブログの過去記事に目を通しても、作品作りで試行錯誤したことと大詰めのプリントで苦労された様子しかわかりません。
さて何が出てくるかと思い拝見してみると・・・会場には50数点に上る「ブログに掲載した写真」達が。
恐らくこの展示を見に来る人の内、かなりの方は主催者ご本人とブログを知っている可能性があります。
ですので、そのような人達にとっては見覚えがある写真ばかりと言う事に。
逆に全く面識も無くたまたまフラっと入って来た人には、展示の主題が全く見えないという事になりそうです。
はてさて、これは一体「あり」なのか?
並んだ写真達の内容は生活の一場面・モンゴル等撮影先での一コマ・これまでに出会った写真家達の肖像と様々です。
入り口には簡単な説明の文章がありますが、写真には日付と場所や対象を表す一言タイトルが付いているのみです。
ちょっとクビを捻りながらも拝見していると出展者ご本人が来られましたので、色々と写真を見ながらしばしお話をさせて頂きました。
やはり双方内容を知っているわけですのでネタ毎に話も盛り上がります。
と、そんな事をしつつお客さんの様子も見ておりましたが。
どうも一周すると必ず気になる・気に入った1枚を見つけて行かれる人が多いような気がしました。
どこかにそんな仕掛けがあったのでしょうか?
いずれにしても今回の展示は個人的には楽しめましたが、やや展示の意図に謎が残った気がしないでもない、そんなものでした。
そして後日。
漂流者ブログを拝見するとこんな文章が。(一部抜粋)
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気軽に撮ってブログに載せた写真を写真展として発表することの面白さを感じる。額装して展示できたのも良かったと思う。そうすることに「どうして金をかけてそこまでするのか?」と問うてくれた人がいたが、それが狙いだったのだから、最高の賛辞だと思っている。
僕は、メーカー系のギャラリーで展示してもらえるような写真を撮れるわけでもないし、そういう写真を撮りたいわけでもない。ただ、日常の中で面白いと思ったものを撮ることに意義を感じている一人のアマチュア写真家である。だから、そういうスタンスでこれからも写真を撮って行きたいと思っている。
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どうやら自分がちょっと考えすぎていたようです、そして一本取られたようで(^^ゞ
「1枚」を見つけていく人が多かったような気がするのも、おそらくはこのような内容・スタンスの結果ではないかと思います。
と、こうして私は新時代写真展の目撃者になったのであった。